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愛知県名古屋市中村区には、「中村公園」という、池や遊具だけではなく、豊国神社の本殿参拝も出来る公園があります。豊国神社（とよくにじんじゃ）は豊臣秀吉をお祀りしている神社で、中村公園は丁度、豊臣秀吉の生地にあたります。織田信長に仕官した経歴もあり、その信長が「本能寺の変」で明智光秀に討たれた後は、山崎の戦いにて明智光秀を破りました。そして信長の孫である三法師を擁し、信長の後継となり、天下統一をする事で戦国の世を終わらせたのだと伝わっています。中村公園は豊臣秀吉をご祭神とした豊国神社がある事から、とても趣深い公園なのです。自然も豊かで、「和」の都会のオアシスといってもいい程のマイナスイオン漂う中村公園には、沢山の魅力が詰まっています。営業時間はなく、公園内はいつでも出入り自由です。公園内への入場は無料ですが、公園内にある各施設（茶席や中村公園記念館等）に入場する場合は、別途料金が発生します。アクセスは地下鉄東山線の「中村公園」駅を降りた後、3番出口から北へ約600m。中村公園駅から中村公園まで、徒歩約10分程です。
園内には美しい池が沢山あります。中村公園内には、ひょうたん池や太閤池、そしてハス池や関白池と、美しい景観が楽しめる池があります。和風庭園のように整えられており、春は桜、秋は紅葉が池の表面に写ってとても美しい景色が望めるのです。4つの池の中で最も大きいのはひょうたん池で、中之島もあってなかなか見応えがあります。池の前で景色を眺めているだけでも、日頃の疲れが癒されるようです。特に桜の見頃時期、是非この季節に中村公園の池前で季節を感じて下さい。桐蔭と豊頌軒茶室があります。中村公園内でも一番大きなひょうたん池から少し北側には、公園施設として和装結婚式撮影に適した、茶室が存在します。桐蔭（とういん）茶席と豊頌軒（ほうしょうけん）茶室は、わびさびが感じられる造りです。利用料金が発生する有料制ですが、なかなかに趣のある外観をしているので、お着物が似合うかと思います。「中村公園記念館」こちらも桐蔭茶室、豊頌軒茶室と同様に有料施設ですが、なかなか雰囲気の良い施設です。どこかの高級和風料亭かのような厳かな造りで、明治43年に迎賓館として建築された事もあり、案外歴史深い建物なのです。
日吉丸銅像があります。日吉丸とは豊臣秀吉の幼名で、ワンパク坊主に囲まれたかのような銅像です。そして豊国神社の東側には、豊臣秀吉の生まれた土地であるという事から、「豊公誕生之地碑」があります。更に明治43年に大正天皇が御手植えされたという松もあります。和装撮影にはもってこいのロケーションではないでしょうか？中村公園は他の公園と比べると珍しく、立派な藤棚がある公園なのです。約20株程の藤の花は見頃が5月頃、その時期になればとても美しい色のすだれ姿を見せてくれます。背丈もさほど高くないため、前撮り撮影にはちょうどいい高さで撮影できるのもいいですね。季節に合わせたお花も所かしこでみられるため、池をぐるっと回り込んでの撮影もとても楽しいですよ。注意点は豊国神社を写真に収める前撮りが禁止されているため、一部の鳥居の前では撮影ができませんのでご注意ください。また、撮影ではタクシーを使っての移動となりますが、ご家族や友人などの参加がある場合は駐車場が少ないのでご注意ください。